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2008年 09月 19日
・・・とあまりに久しぶりの更新なので軽く近況報告などいれつつ↑。 さて、夫がスリ・フェスに行ったのには重要な訳があった。実は13日(土)の夕方、スリランカから電話があり、「おばあちゃんが亡くなった」と知らせを受けたのだった。以前にも書いたが、夫はウルトラ・グランマザコンだったので、そのショックのほどは、私ももらい泣きで号泣・・・!というほど。 「どうする?帰国する?」とかいう相談はなく、もちろん即帰国。相談事は「どうする?あなたたちは一緒に来る?」ということ。 が、私は身重でもあるし、仕事もあるし、私と娘のお世話などかえって足手まといになるうえに、なにより結構な出費になるので今回は迷わず留守番することにした。 が、一人分とはいえ、この3連休に航空券を手配することは可能なのか。できれば14・15日に出発したいが15日まで祝日だ。ネットで24時間受付可と銘打っている旅行社でも、祝祭日は休みで、航空券の手配には通常3営業日かかるとのこと。唯一H.I.Sが営業していたので問い合わせると、航空券の種類に幅がないものの、15日出発、込み込みでマレーシア航空14万を手配できるとのこと。Eチケットが登場し、コンビニATM振込みもあるので、こんなにスムーズに事が運ぶようになったのだなぁ。 スリランカ航空のノーマルプライスはどうだろう。 エアランカのサイトで見ると、全て込みで15~6万ほど。2万円くらいの差ならこちらでマイルを貯めるかとも思ったが、あいにくカード払いのみで、カードの利用は搭乗者本人のもののみ、とのこと。夫はVISAもAMEXも持っていないし、私名義のではダメなので、これは無理。 でも、明日、14日のスリ・フェスにスリランカ航空やリオンロイヤルというスリランカ旅行のエキスパートの旅行社が来ているはず!と思い出し、直接交渉すべく、夫は傷心の中、子連れでスリ・フェスへ出向いて行った。 そこで普段ドジばかり踏んでいる夫に似ず、首尾よくリオンロイヤルという旅行社と交渉することができ、H.I.S.より大幅に安い値段で翌日出発の便を手配できたのだった。ありがとうリオンロイヤル! が、実際にはチケットもなにもないし、振込みもまだ。どうやって明日15日(祝日)の13時の飛行機に乗るのかと不安も残ったが、夜のうちに銀行のATMで振込みを済ませ、明細票とパスポートのコピーをリオンロイヤルのオフィスに送っておいた。15日も祝日だったのに出社してくださった担当の方が朝8時に電話を下さり、空港のチェックインカウンターにEチケットを送ったので身ひとつで行ってOKだという。実際その通り、無事チケットを入手できたのであった。 ここで、忘れてならないのは「再入国ビザ」。昨夜チケットの手配ができると一安心したあと、「あれ?リエントリービザって・・・」と夫がつぶやき、顔面蒼白になった私たち。またまた急いでネットで調べると、なんと「緊急な一時帰国と入管が認める事由」の場合、成田の入管でその場で再入国ビザがもらえる場合もあるとのこと。すぐに成田の入管に電話して確かめると「100%あげられるとは言えないけど、早めにチェックイン・カウンターに来るように。ほな(←関西弁)」と指示された。リエントリービザをもらい忘れて帰国してしまうと、今まで持っていたビザはたとえパーマネント・ビザ(永住ビザ)であれ消失してしまうとのこと。ひゃ~。危ない危ない・・・。 成田でチェック・イン後、入管のオフィスへ向かった夫は、パスポートを念入りに調べられ、「以前にこういう形で再入国ビザをもらったことは?」と聞かれ、「ありません」と答えると「ああ、じゃあよかったね。これは一回限りの優遇措置で、二回目の人は受け付けられないから」と言われ、ヒヤヒヤしつつも胸をなでおろしたとのことである。まぁ一回やると味を占めて何度でもやる人が後を立たないのだろう。 というわけで、今回スリ・フェスとリオンロイヤルのおかげで3連休中なのにスムーズに手配・帰国できたが、今後の対策として、旅行社に頼りになる担当さんを見つけて、携帯番号を聞きだしておく。リエントリービザは値段がそんなに変わらないので、もらいに行ったときは1回のみではなく、複数次で申請しておく。VISAカードを作っておく。ということを勉強した。こんな形の緊急帰国はなるべくないように願いたいが・・・。 さて、18日の水曜日に行われるお葬式に間に合い、最後に一目おばあちゃんの顔を見ることができた夫。 本当だったら亡くなる前に顔を見せてあげられたらよかったんだけど・・・。 でもひとつ後悔しなくて済んだのは、今おなかの中にいる赤ちゃん、実は子宮内に出血があり、あまり経過がよいとは言えないので、スリランカの家族には妊娠が判明した後も報告を見合わせていたのを、つい先週、出血のことは伏せたままに、報告したのであった。「またひ孫が増えるよ」と聞いて、おばあちゃんはすごく喜んでいたそう。それだけでも伝えられてよかった。 そして私と夫の間では「おばあちゃんはもしかしてこのお腹の赤ちゃんになってまた会いに来るために急いで行ってしまったのかもしれないね・・・」と話しているのである。
by kanamarine
| 2008-09-19 13:57
| 在日外国人の生活
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